シュナップス

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R.N.I never saw in the flesh. He was an item in the ledger which Bunchek the cutter spoke of glowingly because there was always a little schnapps about when it came time to try on the new trousers. The three brothers were eternal enemies; they never referred to one another in our presence.

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flesh (n) 初期、清新な時期
glowingly 熱のこもった。熱中している

fleshで初期、とか清新な時期という意味があるのは知りませんでした。しかし、これって結局ミラーはRNに会ったことあるんでしょうか? このin the fleshというのは仕立屋に勤めていた時期と考えた方がよさそうです。この後、母親の年と大して変らない女性と同棲したり、無職状態になったり、フランスに行ったりするようになるので、それと比べてfleshということなんでしょう。うん。Bunchek the cutterはジャック・ザ・リパー(切り裂き魔ジャック)と同じです。裁断師のバンチェクとしておきます。schnappsはよく火酒と訳されていることが多いですね。でも僕はマスターキートンで出てきた一場面が印象に残っているので(東欧の廃墟のアパートで酒盛りしてるおっさんがソーセージ食べながらキートンさんに一杯勧める場面)シュナップスは蒸留酒のイメージです。ウオトカあたりが代表的かも。ウィスキーはあんまりシュナップスとは呼ばないようです。

あと、今日からBendixをベンディクスと改変しますw やっぱり元の発音に従ったほうがいいよねlol

ベンディクス兄弟が一通り終わったら一度そこまでの訳をまとめて修正してみます。

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僕が父を手伝っていたころ、一度もR.Nを見なかった。彼は帳簿の中の名前でしかなかったけど、裁断師のバンチェクは彼のことを熱のこもった調子で話していた。R.Nが新しいズボンを頼む時が来ると、そこでいつもシュナップスにひと口ありつけたからだ。3人のベンディクス兄弟は永続的に憎み合っていて、僕たちの前ではほかの兄弟のことは一切触れなかった。

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